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改善しなきゃトラップ

ここ数日で同じようなお話をすることがあったので

こちらのブログでも書いてみようと思います。


マインドフルネスや心のことに取り組むと

自分の中の「改善したいこと」が明らかになってきたりします。

それは今までどうしようもないことだと思い込んでいたのが

そんなことないんだ!自分次第でどうにかなるんだ!っという

新しい希望が見えてくるからだと思います。


時には、真摯に向き合った仲間の変化を見て

私もそうなりたいっと刺激を受けることもあるし、

書籍で読んだり、ヨガやスピリチュアルの講座で聞いて

そんな風に自分の人生を変えてみたいっと願うこともあるでしょう。


「どんなことも自分次第」

「どう考えるかで現実が変わる」などという表現はその受け取りが浅いと

「そうか!自分の考え方を変えればいいんだな」っとなってしまい

自分の考え方をコントロールしようと試みます。


でもちょっと待ってー。

「どんなことも自分次第」、「どう考えるかで現実が変わる」

っというのは、その通りだし

「そうか!自分の考え方を変えれば」っというのもその通り。

でもそこに気づきが伴っていなければ、

変化もないし、変化してもすぐに元に戻ってしまいます。


なぜかパートナーシップでのこの話題が数回続いたので

それを例にして話してみますが、

それはパートナーシップだけでなく、何事にも通じることなので

気になることがある方はそれぞれの「今気になること」に当てはめてみてくださいね。


パートナーとの価値観の違いが「今気になること」っとして

お話が進むと、「でも自分次第だから、気にしないことにしたんです」

「言っても彼は変えられないから、

しょうがないって自分の捉え方を変えてみてます」っと。

学びを始める前は、「そんな彼が悪い」という受け取りだったんですよね。

だから、私が困ったり苦しいのは「彼のせい」っとなっていた。

でも学んでいくうちに、誰かのせいにするのは違うっということ、

誰かを変えようとするのも違うっということを知った。

だから「気にしない」っという選択をしたんですよね。


これ、自分を「言いくるめて」ないかな?


この一連のプロセスって本当によくあります。

同僚、親や親戚、友達。

そして、相手が人間でなくて、物事や事象などの困り事でも同じです。


まず、自分ではどうにもならないこと。

この場合はパートナー。

もちろんその人にはその人の大切な価値観があるし

どう在りたいかっというのはその人のもの。


きっとみんなここまではわかりやすいんだよね。

だから、自分から切り離してみることはできる。

でもそこになんとかしたいっという執着がある。

だから、白か黒で分けちゃうと、どうにもならないから「諦める」っという選択になる。


ではマインドフルネスではこれはどう捉えるのでしょう?


パートナーやもちろん他の誰かでも何かでも

自分の中に「そのような反応」が起こっていることに気づくこと。

ここがスタートです。

そして、その奥にある願いに気づくこと。

「同じ価値観であって欲しかった」

「自分の願いを聞いて欲しかった」などというのが奥にあったりするよね。


んで、ここで留まってしまうと、白か黒。

自分の願いを押し付けるか、仕舞い込むかっとなるわけです。


その感覚をゆっくりと味わっていると

「なぜその価値観を自分が持っているのか」っということに気づきます。

そう。

その「価値観」に “執着” してるのは自分だということがわかります。

そしてその執着はどこからきているのか。


自分が自分を認めていない。

自分が自分をそのままにできない。

何かを正しいという執着。

これが幸せの形だという執着。

このままではいけないっという不安。


などなどがあったりします。

そこまで気づきが深まると、「責任」はどこにもないことに気づきます。

「悪者」なんてどこにもいなかったのです。

評価を持ち込まず、ありのままに気づくだけでいいんだもん。

そう感じちゃう自分だって悪くないし、責任もない。


諦めるっという行動には、奥に「これがこうだったら、私は幸せだったのに」

っという思いがあります。

そうすると、そうでないことが結局は私が幸せでない「原因」っとなっています。

私が幸せでない「原因」を自分か自分以外のどちらかに見ているんです。

これが次に気づきが深まらない要因です。

「気づき」を待てずに、「原因」を思考で作って

無理やり自分を納得させようとしているんです。


何か改善したいことがあると、「原因」を作り

それを自分がどう受け取るかっということで改善できるんだと考えます。

それは、思考のコントロールなだけ。

そうすると、現実の変化はありません。

だって、気づいてないんだもん!笑


本当に心の底から気づくこと。

そして、それを受け入れることができたら

あなたのハートの視点が変わるので、起こってくる現実は変わります。

気づいているのに変わらないっと言う場合はまだ抗っているから。


ひゃー。

シンプルなだけにごまかせないー!


自分の考えを変えないと現実が変わらないんじゃない。

自分が気づいて、受け入れると

「そうである」と頑なに信じていた執着がなくなるから現実が変わるんです。

私はどんなに病院通いしても、リハビリしても、ピラティスなどの運動療法しても

どうにもならなかった痛みが一瞬で消えた経験が2回あります。

もちろんレントゲンなどの映像は変わらない。

でも痛みは全くなくなるんです。

だから痛みがある時は、めっちゃチャ〜ンス!っとばかりに

痛みを味わいまくります。

だって気づけることがまだあるってことだもん。


改善してくなることがまだあるっということは

まだ気づける宝物があるよっということ。

そしてそこにフォーカスが行ってしまうっということは

そろそろ気づける心が育ってきてるねっということだと思うのです。

大丈夫。

いたらないから、わからないんじゃない。

何度でも、少しづつ深く気づけるようになってきているだけ。

それだけ頑張っているってことです。

自分を責めないで、せっかくのチャンスをぜひ味わってみましょう。





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