居心地よくくつろぐ
- cocoyogayukari
- 1 日前
- 読了時間: 4分
先日、今度開催予定の『冬のぬくぬく養生』についてのご質問の中に、「頑張らないってどういうことですか?」とご質問をいただきました。
そうですよね。
「頑張らない」と言われても、頑張っているつもりもないし、なんなら「頑張らないとどうなっちゃうの?」という思いが湧いてきたり....
それってどういうこと?
どうしてそれが心と体にいいの?
という疑問が湧いてくるのは、当然ですよね。笑
私は子供の頃から「頑張れ、頑張れ」とよく父から励まされたし、背中を押してもらっていました。父もとっても頑張り屋さんだったし、それによって生き甲斐も感じていたのだとおもます。そのDNAもしっかりと受け継いているし、子供時代からの声がけもあって、私はそんなつもりがない時でも「頑張ること」がデフォルトとなっておりました。
えらいぞ、私〜と今となっては自分にそんな声もかけてあげられるようになったのですが、私と同じように「頑張ること」がデフォルトになってしまっていて、「頑張っていないつもり」でも体の力が抜けなかったり、考え事がぐるぐると周り気が抜けないようになっている人って多いんじゃないかなと思うのです。
なんなら、その状態にさえ気がつけないくらいに「頑張る」が当たり前になっていたりね。
頑張らないってサボりましょうではないんです。
頑張らない状態、それは「自分の中に居心地よくくつろいでいる」ような状態なのではないかなーと私は思っております。
ダラダラすること、そしてそれを後悔することは、自責につながってしまう。もしかすると、そのダラダラはシンプルにエネルギー不足のせいかもしれません。
そんな時って、「お風呂に入らなきゃってわかっているのに、めんどくさくて動けない」とか、「早く寝たほうがいいのはわかっているのに、いつまでもダラダラと携帯をいじっちゃう」なんて風に生活の中に現れてくるものだと思うのです。
そんな時は、自分を大切にするエネルギーがすでに不足しているのです。だったら、マッサージだったり漢方だったりと、自分を大切にできるように、まずはエネルギーを補うことが大切ですよね。
その一つに、マインドフルネスもあるのだと思います。
自分を慈しむってどうやったらいいのかわからない時、まずはそのエネルギー不足なってしまわないように、エネルギーの浪費となる思考の暴走から離れる時間を持てると、それが充電となり、適切な時に使えるようになるのです。
頑張らなければいけないという思い込みから離れることができた時、自分らしい最適なエネルギーの循環が始まるのだと思っております。
そして、そのエネルギーの循環が生まれたとき、ようやく私たちは「居心地よくくつろぐ」という感覚と共に活動ができるようになるのではないかしら。
くつろぐ、というのは単にソファに寝転ぶことや、温泉でのんびりすることだけを指すのではありません。呼吸の中に、今この瞬間の安心を感じること。「今の私で大丈夫」と、体も心も少し緩むような瞬間を見つけること。それが本当の意味での「くつろぎ」なのだと思います。
誰でも、忙しい日々の中で「もう少し頑張らなきゃ」「ここで止まったらダメなんじゃないか」と思うことがあります。
でも、そんな時こそ一度立ち止まって、静かに目を閉じてみる。呼吸を感じて、肩の力を抜いて、「いまここ」に戻ってくる。その小さなひと呼吸が、体にも心にも優しいスペースを作ってくれます。
そして、そのスペースの中では、自然と自分のリズムが見えてきます。
焦らなくても、ちゃんと進んでいる。頑張らなくても、必要なことは起こっていく。そんな信頼が、少しずつ体の奥から湧いてくるのです。
冬はとくに、外の世界が静まり返る分、私たちの内側にも「静けさ」が必要になります。外に向かうエネルギーを少し引き戻して、自分の中であたたかくくつろぐ時間を持つ。
それが、まさに自分に優しい「養生」となってくれると思います。
頑張ることを手放すのは、怠けることではなく、「いまの自分を信頼して、心地よく生きる」という選択。そんなふうに日々を過ごせたら、きっと私たちはもっと健やかに、もっと自然に輝いていけるのだと思います。
あなたにとっての「居心地よくくつろぐ」は、どんな時間でしょうか?
今日のどこかで、ひと息つける瞬間を見つけてみてくださいね。

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