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”正しさ” からから離れよう

更新日:8月22日

日々の生活の中で、ついつい「正しく」あろうとしてしまうこと、ありますか?


それはもちろん大切なこと。

けれど、この「正しさ」という基準に縛られすぎると、心がどんどん窮屈になってしまうことがあります。



「正しさ」って、人それぞれ。



ついつい、無意識のうちに「正しさ」は普遍のもののように捉えてしまいがちですが、文化や育った環境、価値観によって「これが正しい」と思うものは大きく変わります。

自分が大切にしている正しさは、他の人にとっては必ずしもそうではない。

その違いがあるからこそ、人間関係にすれ違いや衝突が生まれることもあります。


それを知っているだけでも、コミュニケーションをマイルドにしてくれると思うのです。



そして、残念なことに、「正しさ」にこだわりすぎると、「間違ってはいけない」と

いう不安が大きくなりがちです。


失敗することを恐れ、挑戦できなくなったり、いつも緊張して過ごしたり。気がつけば「正しい行動をするために生きている」ような状態になってしまうことさえあると思うのです。


そして、もうひとつ。

自分にとって「正しくない」と思うことをする人を、どうしても許せなくなることがあります。たとえばルールを守らない人や、礼儀を欠いているように見える人。

「なんであの人は…」と腹が立ったり、強い嫌悪感を抱いてしまったり...。


その背景には、自分自身が「正しさを守るために努力している」という”思い”があります。だからこそ「自分は頑張っているのに、どうしてあの人は」と無意識の中で責める気持ちが生じやすくなるのです。

そして、そこで生まれる怒りや苛立ちに影響されて、心は穏やかさから離れてしまいます。



では、どうすれば「正しさ」に縛られずにいられるのか?



そのひとつの方法が、「快・不快」という感覚で物事を見てみることです。

「正しい」「間違っている」ではなく、「自分にとって心地よいかどうか」「自分の心や体に合っているかどうか」そんな視点に立ち戻ると、驚くほどシンプルに自分を大切にする選択ができるようになります。



例えば、食べ物を選ぶとき。

「健康に良いからこれを食べなきゃ」ではなく、「食べたときに心地よいかどうか」で考えてみる。

人との関わりでも、「この人の行動は正しいかどうか」ではなく、「一緒にいて安心できるかどうか」で感じてみる。



もちろん、社会生活を送る上でルールやマナーは必要です。

でも、それに縛られすぎて自分も他人も苦しくなってしまうなら、本末転倒。


大切なのは「正しさを追い求めること」よりも、「心が穏やかでいられること」なのかもしれません。


マインドフルネスの実践は、まさにこの「心の柔らかさ」を育ててくれます。

呼吸に意識を向け、今ここにいる自分を感じるとき、そこに「正しい・間違っている」という基準は必要ありません。ただ「快・不快」として受け止めることで、自然と力が抜け、心に余白が生まれます。



それは、無責任になることでも、ルールを破ることでもありません

むしろ、自分と他人を優しく受けとめるための新しい視点です。正しさを手放した先に、もっと自由で、もっと穏やかな毎日が待っているはずです。


今日もみんなにとって、心地よい1日となりますように!


ree


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