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変化するもの

常に同じ状態のものはなく

何事も変化しているよっと言われています。


子供には「早く大きくな〜れ」っと変化を急ぎ

「一日でも今の状態を保ちたい」っと年齢を重ねることを遠ざけようとしていませんか?


先日クラスでのお話からこんなことを書いてみています。


私は元々とっても寒がり!

母もそうなのですが、低体温が半端ないんです。

母は平熱の時、昔の水銀の体温計が動いたことないらしく

私も養生に無関心になっているとひどい時は34℃代にまで下がってしまいます。

だから寒いのって本当に辛いんです。

でも今年の冬は寒くない!

溶岩パッドでお腹を温めたり、モコモコのスリッパ履いてたりと

色々とケアをしていますが、それにしても例年と違いがすごいんです。

「今年の冬は寒くないんだね」っと友人と話していたら

「更年期じゃない?」っとみんなで「そっかー!」っと大笑いしたんだよっと

クラス終わりの更衣室で話していたら

「大丈夫!先生、まだ更年期なんかじゃないよ!」っと

慰めの言葉をかけていただきました。


ん??

っと違和感を感じて話を進めたところ

どうも“更年期”っというのを悪いものっと捉えている方が多いこと

年を重ねたくないっという願いを持っている方が多いことに気がつきました。

コミュニケーションってこんな風にいろんなことを教えてもらえるので

とってもありがたいですよねー。


さてさて、本題。

変化をしないものはありません。

私たちの体だって時と共に変化をしていきます。

それを避けようとするとやはり居心地の悪さにつながります。


自分の解釈で「良い」「悪い」っというものの見方をすると

「良い」っと思われているものや状態への執着が生まれます。

そして「悪い」っと思うものや状態を避けようとする。

これもまた執着です。


更年期って思春期と一緒でホルモンのバランスが大きく変わる時でもありますから

ちょっと心がついていかないくらいの体の変化もあることもあるでしょう。

でもそれを遠ざけようっとするのではなく

それぞれによって違うその変化を知ること。

そしてその変化と共に今心地よく自分がいられるように工夫することも

きっと大きな助けになるのではないかなーっと思っています。


避けようと思うから、ありのままが見えなくなる。

ありのままが見えないから、大きな変化となってから気がつく。

そうなると、自分でケアしきれなくなってしまう....っと

なんだかちょっと残念じゃない?

小さな変化の間に気がつけば、きっとケアも少しづつできると思うのです。

だからむやみになかったことにしないでいたいですよね。


年齢を重ねるっというのも同じ。

きっと以前は簡単にできていたことができなくなる。

私も以前のようなアーサナ(ヨガのポーズ)の練習はしていません。

自分の体に合わせたものに変化しています。

そんな30代の時のようなこと、オホホホって感じです。


若葉がずっとそのままではなく成長して大きな木に育つように

私たちの体も変化をしていくのは

とても自然なこと。


年齢を重ねるにつれて

経験をし、それらの経験を通して知恵が身につきます。

自分でなんとかしたいっという欲が緩み

委ねる余裕も生まれるでしょう。

そんな余裕や知恵を使いこなせるようになることが

変化っというものなのではないかしら?


年を取るっというエイジングではなく

経験を重ねるっという意味での年齢を重ねるっという表現が

私は好きです。


何事もただの新しいパズルのように

好奇心と一緒に体験をしていきたいと思っております。





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