エサレンでお体に触れていると
時々、「まぁ〜、すごいことになってるね」っと
思わず声がでてしまいそうなくらい
固くこわばった背中や肩の方がいらっしゃいます。
これは頭痛もあったのではないだろうかーっと察してしまう
頑張ってきた体。
こうでなくてはいけない、もっと頑張らねばと自分を叱咤していたり
自分より誰かを優先し続けたり、心を固くしてしまう時間が長ければ長いほど
体は心と同調してどちらも強張ってしまいます。
もちろん一時的に自分の体力や筋力以上の活動が続いても強張ってしまいます。
固い肩や背中が当たり前になってしまうと
体の発している信号にも気づきづらくなってしまいます。
それは「頑張ってきたねー」っと、ひと息ついたらいいよねっという時。
頑張らなくていいよっと自分に言ってあげられるまで
とことん自分に優しくしてあげたらいい時なんだと思うんです。
最近のことです。
20代の方で初めていらした時は自分の強張りにも気づいていないし、
感じることもできないような状態。
肩も背中も、鉄板が入っているかのような強張りと冷たさ。
それが、触れられて呼吸が深くなり、リラックスを味わったら
今までの自分の不調は、この強張りだったのかも！っと気づいたらしいのです。
今、隔週を目安に通ってくださっています。
数回目、すっかり別人のようになった背中に触れながら
こんなに変わるものかー！っと私が嬉しくなりました。
どんなに通っていただいても、ご自身がその強張りを持ち続けたいと
深層で思い込んでいたら、次にいらしていただく時にはすっかり元通りになっています。
何が違うのでしょう？
それは、この20代の彼女のように、今までは知らなかったけど
自分を感じてみる習慣を育て、その時の在り方を
自分で選択できるんだっと気づき、
自分の体を、自分のものとして受け入れるぞっとなると違ってくると思います。
それは、体でも心でも同じ。
「私ってこうだから」「この環境だから」と匙を投げていたり
まだ自分の心を守る必要がある時だと
彼女のように、するするっと変わることは少ない。
その場合は心を守る必要がないことを体が感じるのが先よね。
自分の体や心を感じるっということを、長くしていないと、感じにくくなります。
「私の体凝ってました？」って聞かれることもあるくらいです。笑
人によっては自分の体の感覚を感じられるようになるまで
時間がかかることもある。
でも、諦めてしまうと「感じる」っということはできるようにならない。
ゆっくりそれぞれのペースで自分を感じる習慣を持ってみれたらいいなー。
そこには、理解も必要ないし、何か知らなきゃいけないこともない。
思考から離れて、ゆっくり味わうように感じ、その感覚に気がつく。
自分がそうしたくないなら、別の選択をする。
体であれば、肩に力が入っているなーっと感じ気づいたら
ふーっと長く息を履いてみる。
肩を動かして力を抜いてみる。
そんな単純な感じです。
心が強張っている場合、目に見えないし触れることができないから
初めは分かりにくいかもしれません。
そんな時は気分転換すればいい。
美味しいお茶をゆっくり味わってみる
お散歩をしてみるっというのが、
体の場合の肩を回したり深呼吸してみたりというのと同じ。
なんなら両方できたらいいよね！
力が入る習慣があるなら、それに気づいた時に力を抜いてみる。
頑張る癖があるなら、頑張っていることに気がついた時に
ゆっくりペースにしてみる。
体でも心でも、自分の興味をそこへ向け
ジャッジしたり、深刻に見極めようとしないで
ただ味わっていたら、自然と緩んでくるものです。
もしも、自分で味わうだけじゃあどうにもならないくらいの
強張りがあるようなら、プロフェッショナルに頼ってみるのも
自分に優しいアプローチなのかもしれないですね。
そして、１回でどうにかなることと、
何度か体験を重ねる必要がある場合があるっと知っておけるといいなー。
軽い強張りであれば、人の手の暖かさを通して
自分の体を感じられれば緩んでいくけど
深く自分の体の一部のようになっている強張りだと、やっぱり回数が必要。
本当に、誰でも変われるんだなーっと最近の20代の彼女に触れて
ありがたく感じたのでした。
初めていらした時は、ただただ華奢で女性というより、か細い女の子。
それが、緩むことを知った今はすっかり女性らしく柔らかい雰囲気です。
もう借りてきたような空気感なんてまとっていない。
これが彼女の本来の彼女らしい姿なのかもしれませんね。
◉ありのままの自分に戻る時間◉
◉心とからだのバランスをとり戻す◉
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