マインドフルネスが変えるのは、「あり方」
- cocoyogayukari
- 13 時間前
- 読了時間: 4分
今日、金曜はヨガのレギュラークラスの日。
春の影響か、皆さんいつもより少し揺れているご様子でした。別にどこか具合が悪いわけじゃない、悩みや心配事があるわけじゃない。元気かと聞かれると、元気だけど、なんだかスッキリはしていな....。
まるで今日のお天気のような、揺れ動きやすい春ならではだなぁとお話を伺いました。
なので、今日は桜の花に例えて、春の特徴をお話しして、のびのび緩め、巡りを回復するクラスにしてみました。
力強く、パワフルに動いたわけじゃないのに、皆さんスッキリ!
あー、巡るってこういう感じなんだなーと、クラス後はなんだか全体の雰囲気まで変わって、心地よいウキウキした春が心にも戻ってきたようなご様子を、嬉しく拝見して帰ってきました。
マインドフルネスを学ぶと、今までしていたことに変化が生まれることがあると思うのです。
技術を手放した先にある、その人本来の体が持っている「治癒力」というか、「今最適なバランスに戻る力」みたいなものが、自然と現れてくれるんだと思うのです。
その変化というのは、何か特別な「行為」が変わるわけではないのです。
マインドフルネス取り入れているからといって、突然まったく違うポーズを始めるわけじゃない。
毎日のルーティンが劇的に書き変わるわけでもない。
変わるのは、もっと内側の話。
「あり方」、つまりその行為に向かうときの自分自身のありようです。
今日のクラスが、まさにそれを体現していました。
皆さんが取り組んでいたのは、いつものヨガの動き。
でも今日のクラスのテーマは「力を入れて頑張る」ことじゃなく、「ただ、感じ味わいながら体に注意を向ける」ということをしました。
呼吸を感じ、体の中を流れるものを意識し、ゆるゆると動く。それだけのことなのに、クラスが終わったあとの空気は、始まる前とはまるで別物でした。
これは、マインドフルネスが「あり方」を変えた瞬間だと思っています。
私たちは多くの場合、「もっと頑張れば結果が変わる」と信じています。上手くいかないとき、もっと努力して、もっと完璧にこなそうとする。
ヨガでもそうで、もっと深くポーズを取らなければ、もっと汗をかかなければ、と自分を追い立ててしまう。
でも、マインドフルネスを深めると、少しずつ気づいてくることがあります。
「頑張り方」自体を見直すことができる、ということ。
頑張るという行為そのものは悪いわけじゃない。
でも、歯を食いしばって、呼吸を止めて、「こうあらねば」と固まったまま取り組んでいたとしたら、それはどこかで必ずひずみを生みます。体が緊張し、心が緊張し、その緊張が邪魔をして、本来のパフォーマンスまで届かなくなってしまう。
今日のクラスで起きたことは、力の抜き方を覚えたのではありません。
力の入れ方が変わったのだと思っています。「しなければ」から「感じながら動く」へ。
「正しくやろう」から「今、ここにいる」へ。
そのほんの少しのシフトが、体の中の流れを変え、気持ちまで軽くした。
これがまさに、マインドフルネスが「あり方」を変えるということです。
アプローチが変わると、結果が変わります。
同じ動作をしていても、「こなす」ときと「感じながら行う」ときでは、体への作用がまるで違う。同じ時間、同じ場所にいても、「焦りながら過ごす」のと「今この瞬間にいる」のとでは、心の着地点が全然違う。
スポーツ科学の世界でも、過度な緊張がパフォーマンスを下げることは広く知られています。程よくリラックスした状態の方が、集中力が高まり、動作の精度が上がるというのは、アスリートの世界だけの話ではありません。
私たちの日常の中にある、仕事も、人間関係も、自分の体のケアも、すべてに言えることだと思っています。
マインドフルネスを習慣にするということは、「リラックスして何もしない」ことを学ぶのではなく、「心地よい状態から動き出す」という選択肢を身につけること。
それが積み重なって、同じ24時間の使い方が、少しずつ、でも確実に変わっていきます。
今日、皆さんが感じてくださったあの「スッキリ」。
あれは、何か特別なことをしたからじゃない。いつものヨガを、少しだけ違う「あり方」で行っただけ。でもそれだけで、体の巡りが変わり、気持ちが変わり、部屋の空気まで変わった。
マインドフルネスが日常に溶け込んでいくとき、きっとこんなふうに、ふとした瞬間に「あ、なんか違う」と気づくことが増えていきます。劇的な変化じゃないかもしれないけれど、その積み重ねが、毎日をもっと心地よく、もっと自分らしく生きることにつながっていくと、私は信じています。
春の揺れの中で、それを一緒に感じられたクラスでした。
素敵なお時間をありがとうございました。

* お知らせ *
このブログは、少しずつNoteへ移行していく予定です。
「読んでよかった」と思っていただけたなら、ぜひNoteのフォローを。 更新のたびにお知らせが届くので、読み逃しがなくなります。




コメント