子離れ

先日、同級生とお茶をしてきました。

中学生と高校生のお嬢さん二人のママ。


そして高校生のお嬢さんが大学受験なのだそう。


このお嬢さんの大学の見学に一緒に行くスケジュール作りが

大変なんだと言っていたのに驚きました。

どの大学に行くのか、いつ行くのか母が全て決めていると。


子供の性質にもよると思うし

きっと母娘が仲良しなんだろうなーっとも思う。

それでも、進学だったり友人関係だったりに

親が主導を握ってしまうのには疑問です。


子供って親が思っているより親想い。

無意識の領域で親の願いをしっかりと受取り

その願いを叶えてあげようと自分を代償にまでしてしまいます。

時には親が若かった頃になりたかったでもなれなかった職業を

子供が自分から希望して

親がそれを自分ごとのように応援する。

実際にその職業についても自分の本来の希望ではないのでね

苦しい経験をしてしまうっというのも見ました。

ほんと、どこまでも親の希望を受け取って体現してくれる

優しい存在なのです。


子供の年齢によって親との距離感って変わってきますよね。

乳児に、自分でご飯を用意しなさいっとは言わないし

成人にご飯を食べさせてあげることはない。

子供の性質にもよるし、ちょうど良い塩梅を見極めながら

苦労する経験も、悲しむ経験も、悔しがる経験も

喜びや嬉しさ、達成感っといったものと同じように

大切な経験なのだと思います。

同化して、一喜一憂してしまっては

親子であっても、個人としての境界線を超えていないでしょうか?

本人が感情を感じる経験と、それを見守る親としての経験。

愛しければ愛しいほど同化してしまいがちですが

本人の経験を個人のものとして尊重してあげられれば

個人としての独立にも役立てるように思うのです。


若い時、舞台演出の助手をしていました。

演出家が言った言葉がすごく素敵だったので印象に残っています。


「役者は自分がその役を深めて理解し、自分がその役を作り出したと思う。

それは演出家が全体を見ながら、そちらに持って行ったとしても

役者は自分が作り上げたと思う。

それがいい演出。自分で経験した思いが自信になって、より良い演技ができる。

それをやらされたと思っていては、

いつでも演出家の顔色をうかがって本来の力が発揮できない。

演出家は気づかれないように演出をするものだよ」

これって、子育てにも通じない?

子供が自分で経験して乗り越えたと感じるから自信がつくし、

次にもチャレンジしてみようっと思えるんじゃないかしら?


その経験を通して、親も少しづつ、子にチャレンジを任せていける。


同級生の話に戻ると、お嬢さんはもうお誕生日がくると成人となる年齢です。

親は一歩引いて見守るのも良いのかも...っと思うのです。(しかと伝えましたよ。笑)

学校選びが間違ったと思ったら、次から何を大切に自分のいる場所を選んだらいいのか

自分で選択できるようになる。

そして、選び直したいと思ったらいつでも学校という居場所を変えることだってできる。

でもこれが誰かの選択であれば、そこには不平が出てくるばかりではないかしら?

そして、環境は選択するものではなく、与えられるものだと思ってしまわないかしら?


いつまでも、ご飯は出てくる

洗濯はきれいになって畳まれている

家の中は掃除されている

っという環境は果たして恵まれているのかな?


どうやったら自分の食べたいものが自分で感じられるようになるんだろう?

どうやったら、自分の体が欲しているものが感じれられるようになるんだろう?

どうやったら、それを用意して食べることができるんだろう?

何を選んでもいいんだ!っという自由


私のところには大人になってからそれをやり直しに来る方が多いです。

自分の欲しているものがわからなくなってしまって、どうしたらいのかもわからない。

どうしたら自分が幸せと感じるのかもわからない。

今から大人になる子供たちには、自分で感じて自分で工夫してみる。

それさえも楽しめるような大人になって欲しいというのが私の望みです。


子供の人生を取り上げないで。

試行錯誤を経験させてあげて欲しいなーっと思うのです。


そのためには、その年頃に合わせて親が子離れを進めていくこと。

っと言っても、いきなり幼児や児童の間に放っぽりださないでね!!

年齢に合わせてですよ。

成人になっても子離れできていない場合の話ね!


子離れできない親の元にいる子は、ちゃんと感じ取ってます。

親は子供が親に頼ってくれているから、頼られる存在で居続けることができます。

だから、子供が巣立ってしまったら頼られる存在で居られない。

無意識の領域で、自分の存在意義を子供を通してみていると

子供は巣立つことをしないでいてくれます。

親のために、自分を代償にして、親に世話を焼かせてくれるのです。


10代後半の(あるいは成人した)子供を持つ親にできること。

それは、子供を信じて見守ること。

それと自分が自分の人生を生きること。

その姿を見て子供は自分の人生を生きていいんだと自分で歩んでいきます。

これが独立だよね。

親も子も、一人の人間として境界線を持って思いやりの関係を築けていけたらいいなー。


親も子も、それぞれの人生。

お互いに独立して個人だからこそ面白い。

頼もしい子供たちと頼もしい親たち。

そんな大人が増えたらいいなっと思うのです。





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