頑張らないってどういうこと?
- cocoyogayukari
- 10月16日
- 読了時間: 3分
「頑張らない」と聞くと、こんな疑問を持たれることがあります。
「やりがいがあるから頑張っているんじゃないの?」
「怠けるってこと?」
「頑張るのをやめたら、何もできなくなるんじゃないか?」
でも、「頑張らない」というのは、決して怠けることではありません。
そして、やりがいを捨てることでもありません。
多くの大人にとって、「頑張る」は気が付かないうちにデフォルト、つまり標準装備になっています。それが当たり前になりすぎて、実際にどれほど自分が頑張っているのか、自覚できていないことも少なくありません。
では、知らず知らずに頑張り続けると、どんな影響が体に現れるのでしょう?
頑張りすぎているサイン
いつも肩や首がこわばっている
背中や腰に緊張感がある
呼吸が浅く、リラックスできない
力の抜き方がわからない
眠りが浅く、入眠が難しい
胃腸の不調が続く
これらが慢性化すると、さらにめまいや肩こり、腰痛、筋肉痛、関節痛、冷え、食欲不振、体重の変動なども引き起こされることがあります。
それでも、現代社会では頑張らないことが難しく感じることが多いですよね。
失敗が許されないように思えて、つい「頑張らなきゃ」と無意識に思ってしまう。でも、そんな時こそ、自分を優しく労わり、「頑張ってるね、私」と認めてあげることが大切です。
心も体もホッとリラックスし、緩む余裕、実はとっても大切なのです。
もちろん、「頑張ること」は決して悪いことではありません。だからこそ、そのやりがいや意欲を大切にするためにも、意識的に一息つく時間を持つこと。そうすることで、心身ともに健やかに、自分らしく活躍することができるのです。
ここで少し想像してみてください。
ガチガチに力が入った武術家と、力を抜いてリラックスした武術家。
どちらが、その人らしいパフォーマンスを発揮できるでしょうか?
力んでいると、その人本来の動きや流れを瞬時に発揮するのは難しくなります。リラックスしているからこそ、柔軟にその場の流れを受け流し、対応できるのです。また、力んでいるとエネルギーがすぐに切れてしまうことがありますが、リラックスしているとエネルギーは途切れることなく、流れるように続けられるのです。
スポーツや武術においても、「力まないこと」が基本とされていますよね。これは、日常の仕事や生活にも通じることだと思うのです。
まずは自分がどんな風に頑張っているのか。
それに気がついていくこと。
それがマインドフルネスのはじめの一歩にもなってくれると思うのです。
もし、「私、ずっと頑張りっぱなしだったかも」と感じた方がいたら、少しだけ、立ち止まって、心と体にスペースを作る時間を持ってみましょう。
マインドフルネスは、そんな“がんばりすぎない”生き方をサポートしてくれる、とてもシンプルで効果的な方法です。
呼吸に意識を向けること。
今ここにある感覚を味わうこと。
それだけで、知らず知らずに力んでいた心と体が、ふっと緩んでいくのを感じることができます。
11月、中医学とのコラボワークショップ、 ”頑張らないマインドフルネス” でお待ちしています。
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